2013/3/7 - GLAY@横浜アリーナ

 すっかり暖かくなり、関東では梅の花も咲き始めた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 1か月ぶりのライブになりましたが、GLAY@横浜アリーナに行ってきました。去年武道館を見たときに「HEAVY GAUGE」までしか知らないと書きましたが、その後あらためて聴くこともなく、今回も同じ知識のままでした。なのでニューアルバムも当然ながら聴いていません。

 それでも、やっぱりGLAYのライブはいいです。初聴でも盛り上がれる曲が多くて、TAKUROのポップセンスはさすがだと思いました。



 今回はステージセットが作りこまれていて、左右にそれぞれ聖堂の門のような建物と地獄の門のような建物がそびえていました。大阪では会場の人に「久しぶりにステージらしいステージを見た」と言われたという話をMCでしていましたが、たしかにロックバンドでここまでセットを作りこんでいるのは最近見かけないです。会場に入ってステージを見たとき、水樹奈々かと思いました。

 演出のほうは、ステージと客席の段差にビジョンを配置するなど、細かいところで唸らされました。「everKrack」でビジョンに8ビット風の歌詞とキャラクターが映し出されていたのがちょっと面白かったですね。
 他には、先月のaikoでも見た、天井から吊り下げるタイプのLEDによる演出が今回もありました。もう演出アイテムとしては定番化しつつあるんでしょうか。
 そして、ステージ背後の巨大ビジョンです。これがあったライブではいつも言及しているような気がしますが、個人的にはすごく好きです。もちろん演出にも使えるし、左右のビジョンではやはり小さいので、でっかくアーティストが映るのがとてもいいと思います。

 セットリストは今回はニューアルバムが中心で、それ以外の曲を日替わりにしているようですが、レギュラーに入っている「Together」にはやられました。
 これと「カーテンコール」は大好きです。どっちかというと「カーテンコール」のほうが好きなので、これもいつか聴けたらいいなと思います。
 そして、日替わり部分で嬉しかったのは「卒業まで、あと少し」。この曲も大好きです。やってない会場もあるようだったので、個人的には当たりの日を見れてよかったです。
 あとはド定番の「彼女の”Mordern…”」です。これも日替わりだったようですが、素人には嬉しい選曲でした。ただ他の会場でやっていた「More than Love」や「KISSIN' NOISE」も聴きたかったですけど。まあ、つまりは「REVIEW」に入ってた曲ですね(笑)


 そしてライブの中身ですが、ちょっとTERUの声が出てないような気がしました。今日だけたまたま調子が悪かったのか、もう年齢的に限界なのかは分かりませんが。
 そして「VERB」では思いっきり歌詞を飛ばしてしまいました。最初から「2番を歌ってしまった」そうで、そのあとも立て直すことはできませんでした。まあ、僕は歌詞が違ってもさっぱりわかりませんけどね。

 MCでも言っていましたが、ストイックに演奏だけするライブではなく、エンターテイメントとしてのライブを見せてくれるので面白いですね。OPから1曲目の「WHO KILLED MY DIVA?」までずっと、メンバーが変装したDIVAと暗殺者のドラマ風映像が流れていましたし(演奏は普通にステージでやっていました)、アコースティックバージョンで披露された「SMILE」のあとには、なぜか映画の告知風にされた「JUSTICE [FROM] GUILTY」の曲紹介VTRを挟んでから曲に入っていました。「全GLAYが泣いた」とか「アカデミー賞0部門ノミネート作品」とか、ちょいちょい小ネタを放り込んでくるのも、クソ真面目なロックバンドでは絶対やらないので新鮮でした。もちろん褒めてるんですよ。




 だいたいそんなところですかね。関東はツアーファイナルのさいたまがまだありますが、GWにライブばかり行くわけにはいきませんので、これは行きません。でも次のツアーもきっと楽しいと思うので、予定があえば行きたいです。

 さっきも書きましたが、GLAYはお客さんの求めていることをやろうとしてくれるので、ライブが楽しいです。古い曲を封印したがるロックバンドも多いですが、青春時代にGLAYを聴いてきた世代からすれば、やはりGLAYといえば「HOWEVER」や「BELOVED」です。こういう曲を封印せず、今後もライブでやってほしいなと思います。

 今日のセットリストはこちらです。

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