2011/12/01 - 聖飢魔II

 こんばんわ。中の人です。今日は聖飢魔IIのイベント@国技館に行ってきました。聖飢魔IIは一度も観たことがなく、これまでの再結成ツアーでもチケットが取れなかったので、イベントとはいえ初(そしてもしかしたら最後)聖飢魔IIで結構楽しみにしていました。



 今日は開演前の影アナが閣下だったんですが、実にウィットに富んだ内容で最初から笑わせてもらいました。録音とか撮影とか「八百長」をした奴は殺す!って。さすが悪魔。

 最初のバンドはROOKiEZ is PUNK'Dというバンドで、まあ知らなかったわけですが、平日6時開演という悪条件もあり客の入りもまばらな状態でライブせざるを得ない状況で、そこはちょっとかわいそうでした。時間も15分くらいしかやっていませんでしたし。

 次がjealkb。曲は多少Youtubeで観ましたがちゃんとは聴いていなかったのでほぼ初見です。自分たちも言っていましたが、まさかのMCから入るセットリスト、さすがです。バンドはともかく、喋りはさすがプロですね。ほとんどの客が初めて彼らを見るというどアウェイの環境でもがっちり客をのせていました。時間は30分くらいだったでしょうか。

 3バンド目が氣志團。これくらいだとそれなりにファンがいますので、最初からそれなりに盛り上がっていました。2曲目のスタンディング・ニッポンは良かったです。なんとなく泣きそうになりました。

 時間は45分くらいやっていたと思うんですが、曲は5曲だけ。もちろん綾小路のMCがひたすら長かったせいです。今回の対バンツアーに行っている人はもう毎度おなじみのオーライ!のひたすら長いコール&レスポンスと、One Night Carnivalを歌わないと弱った鳩を2羽ポストに入れるくだりをまた聞かされました。ただ鳩を入れる対象が閣下ではなくゼノン和尚でしたが。さすがに閣下の家のポストに鳩を入れるとは言えなかったんでしょう。



 そしてラスト聖飢魔II、ここでも影アナがあったんですが、まさかのゼノン石川とルーク篁の漫才で、しかも面白くないという、どういうリアクションをとっていいかわからないオープニングでした。

 最初からなんか長引きそうな気配を漂わせつつ始まったライブは、(聖飢魔IIのライブ、もといミサは昔からそうらしいですが)閣下のMCが長い。ひたすら長い。まだしゃべるの!?っていうくらいの長さでした。

 途中のメンバー紹介では全員それなりにしゃべるのでおっそろしく時間をとるわけですが、一番驚いたのがライデン湯沢が総武線で国技館まで来たということです。他のバンドのライブビデオなんかにドキュメント映像があると、当日メンバーが会場入りするシーンがよく入っていますが、だいたい自分の車(基本的に外車)か事務所の車で入ってきますよね。電車で会場入りするなんて、駆け出しのバンドならまだしも、聖飢魔IIクラスではありえないと思っていました。

 あと特記事項としては、「闘う日本人」で氣志團がオリジナルの悪魔コスチュームで乱入してきたことですかね。氣志團が乱入することだけは決まっていたけど何をやるかはリハでも明らかにされていなかったようで、閣下もこの演出には驚いていたようです。ただその後、氣志團は悪魔になるとどういう悪魔的な名前になるのか?とむちゃぶりをし、綾小路が死ぬほどテンパっていました。最初の「ルシファー瞳」だけはなんとかなりましたが、あとはひどいもんでした。ランマが「地獄ランマ」ってなんだそれ。それとここでトミーは閣下の後輩なんすよ!と綾小路に紹介されてました。トミーは早稲田の理工学部機械工学科だったんですね。そして卒業していなかったんですね・・・。

 早稲田の理工といえば昨日出演していたカリガリの研次郎もそうですよね。彼は学部は卒業していて大学院中退だったと思いますが。



 そんなこんなで2時間近く時間をとっていながら演奏したのは8曲。X JAPANなみの少なさです。まあXの場合はYOSHIKIがバラを投げて10分とか、In the rain〜とひたすら歌わされて15分とか、超どうでもいい時間の使い方をされるので、それよりはましですが。

 昨日もMCは長かったようですね。閣下が国技館でライブをするわけですから、そりゃあ個人的には相当思い入れがあるんだと思います。相撲ネタをちょこちょこ挟んできていました。他のメンバーは完全に置いてけぼりでしたが。

 とりあえず、昨日の待ち時間は国技館を探検して写真を撮りまくったそうです。あと相撲うんちくということで、国技館の天井近くにぐるっとこれまでの優勝力士の額が飾られているんですが、新たな場所で力士が優勝すると古い額から外されていくんだそうですが、今一番古いのは平成18年の栃東で、これが最後に日本人力士が優勝した場所だそうです。確かにその次からは朝青龍と白鵬の繰り返しでした。なので、次の場所もおそらく日本人以外の力士が優勝するので、そうなるととうとう日本人の額が一枚もなくなってしまうんだ、と言っていました。そう言われると、日本の国技としてはちょっと複雑な感じがしますね。

 一応聖飢魔IIとしてのスケジュールはこの先ないということで、もしかしたらこれが最後かもしれませんが、でもまたやりそうな雰囲気も残しつつの終演でした。楽しかったんですがやっぱりフルサイズでライブ観てみたいので、もし将来ツアーがあれば今度こそ行きたいと思います。

 でも東京公演を国際フォーラムにするのはもうやめてほしいです。フォーラムではチケットが足りませんので、ただでさえ高いチケットがさらに高騰してしまいます。せめて武道館でやってほしいなと思います。

 追記:セットリストはこちらです。


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